過去のイベント


July 17-19th 2023 Group Meeting of Glia Decoding

 

2023年7月17-19日に八ヶ岳でグリアデコーディングの班会議が開催され、岡部、亀井、小菅の3名が参加しました。後半の公募班の方が参加されて、領域活動も新しい形になりそうです。大変活発な議論があり、夜の懇談会も盛り上がりました。後2年弱の活動期間ですが、更なる研究交流の活性化を目指したいと思います。


June 26th 2023 Annual Meeting of Japanese Society of Microscopy Poster Award for Lin-san

 

2023年6月26-28日に行われた日本顕微鏡学会で大学院生の林さんが優秀ポスター賞を受賞しました。脳血管の3次元構造を定量解析するイメージング技術が評価されました。おめでとうございます!


June 17th 2023 BIO UT Poster Award for Endo-san

 

2023年6月27日に行われた東京大学生命科学シンポジウムで大学院生の遠藤さんが優秀ポスター賞を受賞しました。海馬の神経回路を新しい顕微鏡技術で可視化する発表が評価されました。おめでとうございます!


June 29th 2023 CNB Seminar Dr. Jan Tønnesen

 

2023年6月29日にUniversity of the Basque CountryのDr. Jan Tønnesenにセミナーをしていただきました。松江で開催された顕微鏡学会のシンポジウムに柏木さんが招待したので、その後で東京大学に寄ってもらいました。STED microscopyのシナプス生物学への応用について最近の成果を講義してもらい、大変参考になりました。

ダウンロード
Seminar Dr. Jan Tønnesen
2023.6.29セミナー(Jan Tonnensen).pdf
PDFファイル 324.0 KB

June 26-28th, 2023 Annual Meeting of Japanese Society of Microscopy

 

6月26-28日に松江市で日本顕微鏡学会が開催されました。この大会で学会長が交代となり、幾原会長の後を受けて岡部が学会長を務めることになりました。材料系と生物系の両方の研究者が参加するユニークな学会ですので、更に研究の活性化に貢献する学会となるよう、努力したいと思います。


June 17th 2023 Fujiwara Award

 

2023年度の藤原賞を受賞いたしました。「シナプスと神経回路の可視化技術の開発とその応用」という研究に対して評価いただき、感謝いたします。授賞式と懇親会には私の研究仲間を招待することも出来ました。財団のご厚意に感謝します。(皆様に素敵なお花をいただいた事も感謝しています。)


May 8th 2023 Welcome party

 

研究室の新人歓迎会を行いました。3年ぶりの対面でのラボの会食でした。浅井さん、Zouさん、小菅さんの3人のこれからに期待しています。


April 24-28th 2023 CSHA meeting

 

淡路島でCold Spring Harbor AsiaとGlia Decodingが共催の国際シンポジウム"Novel Insights into Glia Function & Dysfunction"が開催されました。研究室からは岡部と丸岡が参加しました。最終日には阿波踊りのレクチャーもあり、国内外のグリア研究者が親睦を深める良い機会になりました。


April 27th 2023 New publication in GLIA

In vivo imaging of the phagocytic dynamics underlying efficient clearance of adult-born hippocampal granule cells by ramified microglia

 

2023年4月27日

新しい論文がGLIAに発表されました。ポスドクの亀井さんの仕事です。二光子顕微鏡によるin vivo imagingで海馬歯状回の新生ニューロンがミクログリアにより貪食される過程を解析した論文です。分岐型の形態を持つ、一見休止しているようなミクログリアが死細胞を貪食する能力が実は非常に高い、という事をイメージングにより明らかにすることが出来ました。

 

GLIAウェブサイト

 


November 14th 2022 The Takeda Prize for Medical Science

 

「イメージングによる神経回路動態の解明」というテーマに対して、2022年度の武田医学賞を受賞いたしました。ライフワークの神経回路のイメージング研究を評価いただけたことをありがたく思っています。

これまでの研究を支えてくださった皆様に御礼申し上げます。

 

武田医学賞ウェブサイト

 


November 3rd 2022 Medal with Purple Ribbon

 

 

2022年秋の紫綬褒章を岡部が受章しました。解剖学・神経科学・細胞生物学の教育と研究に関する貢献を評価いただけたことを感謝いたします。

これまでに所属した研究機関の皆様、特に東京大学の医学系研究科の皆様のサポートに厚く御礼申し上げます。

 

東京大学ウェブサイト


April 8th 2021 New Graduate Students

 

We welcome new Graduate Students, Ms. Lin Lipeng and Mr. Qingrui Liu! I hope both of you will become creative scientists. 

 


March 22th 2021 Graduation of Risa Iguchi

 

大学院生の井口さんが博士課程大学院を卒業しました。慈恵医科大学の渡部先生の研究室で後半は行動実験を行い、コロナウィルス感染の影響もある中で研究をまとめてくれました。4月からは新潟大学の三國貴康先生のラボの助教として更に活躍してくれることを期待しています。


March 18th 2021 Graduation of medical students

 

MD研究者育成プログラムの学部生3名(福田君、増田君、成家君)が卒業を迎えました。それぞれ個性的な学生さんなので将来が大変楽しみです。これからの発展を期待しています。


March 12th 2021 Glia decoding website

 

2021年3月12日 学術変革領域「グリアデコーディング」のウェブサイトが更新され、計画研究の情報などが追加されて内容もより充実しました。

 

https://gliadecode.com/


February 4th 2021 Naito Award

 

2021年2月4日 内藤記念科学振興賞

 

2020年度の内藤記念科学振興賞を岡部が受賞しました。

「脳神経回路の形成とリモデリングの分子機構」というテーマでの基礎神経科学分野での研究に評価をいただけたことをありがたく思います。

これまで所属した研究機関の同僚の皆様、研究室のこれまでの在籍メンバーに改めてお礼を申し上げます。またコロナウィルスの流行にもかかわらず授賞式を開催していただいた財団の皆様にも感謝しています。


 

 

 

 

 

 

January 18th 2021 Review article on spine nanostructure

Imaging of spine synapses using super-resolution microscopy

 

2021年1月18日

スパインのナノスケール解析についての総説がAnatomical Science International誌に掲載されました。

https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs12565-021-00603-0

筆頭著者の柏木さんが日本解剖学会奨励賞を受賞した(おめでとうございます!)ことでこの総説を書く機会をいただきました。

http://www.anatomy.or.jp/hiroba/award201904-1/


 

 

December 4th, 2020 New research program 

"Glia decoding: deciphering information critical for brain-body interactions"

 

 

2020年12月4日

新しく学術変革領域研究Aとして「グリアデコーディング:脳‐身体連関を規定するグリア情報の読み出しと理解」が開始されました。グリア細胞の機能を包括的に読み出す技術「グリアデコーディング」を開発することで、グリアを介した脳と身体の間での生体情報の統合的な理解を目指します。

 https://www.facebook.com/gakuhen.gliadecoding

 


October 27th, 2020 New publication in eNeuro

Geometry and organization principle of spine synapses along a dendrite 

 

2020年10月27日

新しい論文がeNeuroに発表されました。ポスドクをしていたLaxmiさん(現在の所属は順天堂大学)がラボに在籍していた際の仕事をまとめたものです。電子顕微鏡による形態解析、電気生理学によるシナプス機能解析、シミュレーションを組み合わせてスパイン形態が樹状突起に沿ってどのように制御されているのかを示した力作です。

 

https://www.eneuro.org/content/early/2020/10/26/ENEURO.0248-20.2020.long


October 20th, 2020 Review article of spine actin

Regulation of actin dynamics in dendritic spines: Nanostructure, molecular mobility, and signaling mechanisms.

 

2020年10月20日

 

スパイン形成と機能に関連するアクチンの役割についての総説がMolecular and Cellular Neuroscienceに掲載されました。

 

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1044743120301871?via%3Dihub


February 18th, 2020 Seminar Dr. Minatohara

 

2020年2月18日

 

放射線医学総合研究所の湊原圭一郎さんにラボセミナーをお願いしました。海馬の神経回路での恐怖条件付け学習に関連したエングラム細胞のシナプスレベルでの変化についての最新の研究成果をお聞きすることが出来ました。現在、放医研で実施されている広域カルシウムイメージングの研究も先端的なもので、これからの展開も大変楽しみです。


February 17th, 2020 CNB seminar Dr. Ryuichi Shigemoto

 

2020年2月17日 オーストリアのInstitute of Science and Technologyにおられる重本隆一先生が来日されたのでセミナーをしていただきました。背側と腹側の海馬の間での情報のやり取りに関するこれまで全く知られていなかったメカニズムについて話していただき、大変参考になりました。

ダウンロード
2020.2.17セミナーProf.Shigemoto.pdf
PDFファイル 200.7 KB

January 28, 2020 New publication in Microscopy

Impaired actin dynamics and suppression of Shank2-mediated spine enlargement in cortactin knockout mice.

 

 

 

2020年1月28日

新しい論文がMicroscopyに発表されました。助教だった田中さんが大学院生の時に作成したコルタクチンのKOマウスの研究です。このKOマウスの表現型が弱いために解析に大分苦労しましたが、最終的に論文という形になって良かったと思います。阪大の原田先生にマウス作成で大分お世話になりました。

 

https://academic.oup.com/jmicro/advance-article/doi/10.1093/jmicro/dfaa001/5715780


January 22, 2020 Neuroview in Neuron

International Brain Initiative: An Innovative Framework for Coordinated Global Brain Research Efforts.

 

2020年1月22日

新しいreviewがNeuronに発表されました。岡部がco-chairをしているInternational Brain Initiativeに関する活動の紹介です。各国のBrain Initiativeの連携を促進するための組織として2年ほど前から組織作りとワーキンググループの設置を行ってきました。1月12-13日には東京でData Standards & Sharingのワーキンググループの発足会議も開催されました。脳科学分野の今後の国際協力に貢献できればと思います。

 

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0896627320300027?via%3Dihub 

 


January 23, 2020 Seminar Dr. Takuya Hikima

 

2020年1月23日

New York UniversityのMargaret Rice研におられる引間卓弥さんにラボセミナーをしていただきました。現在のお仕事はドーパミンのsomatodendritic compartmentからの放出機構で、シナプス前部からの伝達物質放出とは全く異なる分子機構が存在していることを示唆する興味深いお話でした。電気生理学を用いてしっかりした仕事が出来る若手研究者は貴重だと改めて感じます。


December 3, 2019 New publication in European Journal of Neuroscience

"Vasodilator-stimulated phosphoprotein (VASP) is recruited into dendritic spines via G-actin-dependent mechanism and contributes to spine enlargement and stabilization"

 

2019年12月3日

新しい論文がEuropean Journal of Neuroscienceに発表されました。筆頭著者は医学部学生だった岩崎奏子さんです。岩崎さんは学生ながら非常に多くの実験をして、定量的な画像解析に基づいた結果を出してくれました。彼女の研究に対する姿勢は他の学生さんにも良い影響を与えてくれました。近い将来に研究の方に戻って来てくれることを期待しています。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/ejn.14634

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

October 15, 2019 AMED-CREST meeting in Hongo Campus

 

2019年10月15日 キックオフ会議

新しくグループ研究が開始されることになり、キックオフ会議を東大で開催しました。メンバーは順天堂大学の赤松先生、大阪大学の中澤先生、自然科学研究機構の郷先生、群馬大学の滝沢先生です。AMEDの「早期ライフステージにおける生命現象の解明」というCREST研究で今後5年間一緒に研究を進めることになります。どうぞよろしくお願いします。


September 19, 2019 New publication in eNeuro "Temporal sequences of synapse disintegration triggered by afferent axon transection - time-lapse imaging study of pre- and post-synaptic molecules"

 

2019年9月19日

新しい論文がeNeuroに発表されました。First authorは3月まで医学部の学生だった張君です。医学部生としての学業の合間に行った研究が論文という形になったのは素晴らしい事だと思います。彼はほぼ自分で全ての実験データを出してくれました。臨床研修で今は忙しくしていますが、将来ぜひもう一度研究に戻って来てください。

https://www.eneuro.org/content/early/2019/09/12/ENEURO.0459-18.2019.long

 


September 13, 2019 CNB seminar Dr. Takanobu Nakazawa

 

2019年9月13日

大阪大学歯学研究科の中澤敬信先生にセミナーをしていただきました。

「ヒト型疾患モデルマウス及びiPS細胞関連技術を用いた精神疾患の分子病態解析」

 

ダウンロード
2019.9.13セミナー(中澤氏).pdf
PDFファイル 566.6 KB

July 23, 2019 Farewell and welcome party

 

2019年7月23日 送別会兼歓迎会

夏休み前に小橋さんの送別会と7月から帰国して助教になった堤さん、新人の藤戸さん、短期留学中のGiacomoさんの歓迎会を開催しました。小橋さんはNIHに留学してimagingの研究を更に発展してくれると思います。東大の研究室が出来てから長く一緒に研究をしてきた仲間であり、最も優れた学生さんの一人でした。今後の活躍に期待しています。修士に入学した藤戸さん、Swedenからの留学生のイタリア人のGiacomoさんも岡部研での研究を楽しんでもらえればと思いました。堤さんは2回目の歓迎会になりましたが、これからラボのメインメンバーとして活躍してくれればと思います。


May 10, 2019 Party for new comers

 

2019年5月10日 新人歓迎会

4月から研究室に参加した丸岡さん、修士課程に入学した鈴木君の歓迎会を開催しました。さらに7月から研究室に参加予定の堤さんもイギリスからの一時帰国中という事で参加しました。丸岡さん、堤さんは助教として研究を更に発展してもらえればと思います。鈴木さんは先輩達から色々な事を吸収して修士課程の二年間を充実したものにしてください。期待しています。


April 30, 2019 New publication in Cell Reports "Precise Temporal Regulation of Molecular Diffusion within Dendritic Spines by Actin Polymers during Structural Plasticity"

 

2019年4月30日

平成最後の日に新しい論文がCell Reportsに発表になりました。研究員の小橋君が二光子FCS, RICSを用いてスパイン内部の分子拡散を直接測定した力作です。自作の測定装置を用いてこれまで測定できなかった微小体積内部での分子動態の定量を可能にしました。シナプス可塑性の誘導後の数分間だけ、スパイン内部のアクチン線維の再編成が起こって分子量の大きなタンパク質の運動抑制が解除される、という新しい発見もありました。共同研究者の京都大学の井上先生、松田さんにも測定結果の理論的な裏付けの部分で重要な貢献をしていただきました。

 

https://www.cell.com/cell-reports/fulltext/S2211-1247(19)30461-9


April 18, 2019 New publication in European Journal of Neuroscience "Tumor suppressor protein CYLD regulates morphogenesis of dendrites and spines"

 

2019年4月18日

以前大学院生として在籍していたLiさんの論文が発表されました。Liさんの卒業後にはSamanさん、そして藍澤さんと引き継いで研究を続けた結果が論文になって本当に良かったと思います。Cyldはubiquitin proteaseとしての機能を持ちますが、今回のシナプス制御の役割はタンパク質分解系の制御とは関係がなく、むしろ細胞骨格系の制御を介している、という意外な結果でした。

 

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/ejn.14421

 


April 1, 2019 Student Research Award given to Fukuda-kun again!

 

2019年4月1日

医学部学生の福田君が新潟で開催された日本解剖学会で優秀発表賞を受賞しました。昨年の解剖学会に続いての二連覇で、連勝記録を更に伸ばしてもらいたい所です。

おめでとう!


March 23, 2019 New publication in Nature Communications "Computational geometry analysis of dendritic spines by structured illumination microscopy”

 

2019年3月23日

助教の柏木さんらによる、スパインの表面形状を超解像顕微鏡の手法の一つである構造化照明によって詳細に定量する方法論に関する論文がNature Communicationsに発表されました。表面形状をメッシュデータに変換し、幾何学計算を用いて多数の形態パラメーターを取得するという手法はシナプス可塑性などの研究にも今後活用できる技術です。

 

https://www.nature.com/articles/s41467-019-09337-0


Feb 26, 2019 CNB Seminar Dr. Hisato Maruoka

 

2019年2月26日

理研CBSの丸岡久人さんに来ていただき、ラボ内セミナーを行いました。丸岡さんの大脳皮質錐体細胞の規則的な配列に関する研究は以前ラボ内セミナーでも勉強したことがあり、みなさん興味を持ったことと思います。今後は局所の細胞の配置と脳の大域的な機能制御の関係を追求したい、という問題設定も魅力的なものだと思いました。


Feb 7, 2019 CNB Seminar Dr. Tomoki Fukai

 

2019年2月7日

理研CBSの深井朋樹先生に来ていただき、ラボ内セミナーを行いました。大学院生の水谷さんと亀井さんがぜひお話しを聞きたいという事で、願いが叶ったセミナーでした(写真でもうれしそうですね)。スパインの入れ替わりが10-20%位で最適化されるというお話しはin vivo imagingのデータと合っているのでもう少し深掘りしたいポイントでした。OISTでの更なるご活躍を祈っています。


Jan 25, 2019 CREST Biodynamics Meeting

 

2019年1月25日

CREST研究領域「生命動態」の領域会議が東京・市ヶ谷で開催されました。ポスター優秀賞をポスドクの小橋君が受賞しました。これまで続けてきたスパイン内の分子動態解析が認められたのは大変良かったと思います。

共同研究者の京都大学の井上先生が工学部の教授に栄転されたのも、もう一つの良いお知らせでした。おめでとうございます!


Jan 19, 2019 New publication in eLIFE "Cellular cartography of the organ of Corti based on tissue clearing and machine learning"

 

2019年1月19日

耳鼻科から来られた大学院生の浦田さんが組織透明化、特任助教の飯田さんが機械学習を担当した論文がeLIFEに発表されました。内耳の有毛細胞を透明化して全てイメージングし、細胞の位置や形態をAIを使って自動認識・自動解析する手法を確立しました。

今後、老化に伴う内耳の病理を解析する上で大変役立つ手法になると思います。

 

 

https://elifesciences.org/articles/40946


Jan 11, 2019 Farewell Party for Tanaka-san

 

2019年1月11日

助教の田中さんがGeneTech社に就職される事になり、送別会を開催しました。東京医科歯科大学の大学院生としてラボに参加し、14年間にわたって岡部研の中心として献身的に働いて来られた田中さんの今後の活躍に期待したいと思います。

 

 


Dec 27 2018 New publication in Eur J Neurosci "Spatial impact of microglial distribution on dynamics of dendritic spines"

 

2018年12月27日

飯田さんと田中さんの論文が出版されました。新学術領域研究”グリアアセンブリ”の中で実施してきた研究の成果です。ミクログリアの細胞体からの距離に応じてスパインの動態が変化する、という新しい発見がありました。ミクログリアの細胞体から分泌される何等かの液性因子による制御が存在することを示唆しており、そのような分子の同定が今後の重要な研究課題です。

 

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/ejn.14325


Dec 20 2018 Iwasaki-san received  Dean Award of MD Scientist Training Program

 

2018年12月20日

平成30年度 MD研究者育成プログラム学部長賞を医学部学生の岩崎奏子さんが受賞しました!学部の授業や実習と研究室での実験を両立させて論文をまとめたことは大変素晴らしい事だと思います。

同じ学年の小松大樹君、張琢成君もそれぞれの研究を完成させ、立派な論文をまとめてくれました。

3人が卒業後に医学と医療の分野で大きく発展することを期待しています。


Dec 10 2018 CNB seminar Dr. Akiko Miyamoto

 

2018年12月10日

神戸大学の宮本愛喜子さんに来ていただき、「発達期体性感覚野におけるミクログリアによるシナプス形成」というタイトルでセミナーをしていただきました。生後早期のマウスの大脳皮質のin vivo imagingは技術的にも困難な実験で、研究室のメンバーも技術的に非常に興味を持った様です。多くの質問が出た良いセミナーでした。


Nov 28 2018 Farewell Party for Iwasaki-san

 

2018年11月28日

講師の岩崎さんが群馬大学の解剖学教室の教授として異動することになりました。2011年にアメリカ留学から岡部研に参加し、コネクトームを実現するための電子顕微鏡の技術開発に関する研究を担当してくれました。医学部学生の教育の責任が重い解剖学の教室ですが、研究面でも発展を期待しています。


Nov 27 2018 Kanae Award for Tamune-san

 

2018年11月27日

大学院生の田宗さんが第47回かなえ医薬振興財団の研究助成金をいただく事になり、受領式がありました。いただいた研究費を有効に使って研究を更に発展させたいと思います。


Nov 16 2018 CNB Seminar Dr. Yosuke Okamura

 

2018年11月16日

東海大学工学部応用化学科の岡村陽介先生にお越しいただき、「ナノ薄膜ラッピング技術 ~細胞・組織の高解像度イメージングを目指して~」というタイトルでセミナーをしていただきました。岡村先生のナノ薄膜技術はin vivo imagingなどへの今後の応用が期待できますので、研究室メンバーからも多くの質問が出て活気のあるセミナーとなりました。

岡村先生に改めて感謝いたします。


Nov 11, 2018 New publication in Microscopy

 

"Nano-scale analysis of synapse morphology in an autism mouse model with 15q11-13 copy number variation using focused ion beam milling and scanning electron microscopy."

 

2018年11月11日

技術職員の佐藤さんの論文が出版されました。自閉症モデルマウスでのシナプス形態とグリア細胞との接触について、FIB-SEMを用いて定量的に解析した研究です。コツコツとデータを集めた事が良い成果につながりました。

 

https://doi.org/10.1093/jmicro/dfy128


November 5th, 2018 CNB Seminar Dr. Shinichiro Tsutsumi 

 

2018年11月5日

イギリスのUniversity College of London, Michael Hausserラボに留学中の堤新一郎さんに以下のタイトルでセミナーをしてもらいました。

"Circuit mechanism of rapid sensorimotor associations in the cerebellar cortex"

小脳における感覚統合と学習について、カルシウムイメージングと光遺伝学を組み合わせてアプローチしておられ、ラボのin vivo imagingをしているメンバーには大変参考になったと思います。ありがとうございました!


September 27, 2018 Farewell party for Higashi-san

 

2018年9月27日

ポスドクの東さんが10月から防衛医大の解剖学教室の助教として異動することになりました。東大の研究室が出来てから大学院生、ポスドクとしてずっと一緒に過ごして来た仲間であり、貴重なラボの「潤滑油」であった東さんの更なる発展に期待したいと思います。


August 27, 2018 CNB seminar Prof. Nobuhiko Yamamoto and Dr. Maki Hoshiko

 

2018年8月27日

大阪大学の山本亘彦先生、Biogen Japanに8月に就職された星子麻記さんに来ていただき、Wセミナーをしていただきました。

 

山本先生には10年前に私のラボが出来てすぐの時期に来ていただき、セミナーをしていただいたのですが、その後の研究の発展と今後の研究プロジェクトの構想をお聞きすることができ、大変貴重な機会となりました。

 

 

星子さんは山本研時代のマウス体性感覚野でのミクログリアの発達の仕事から、大阪大学山下研での現在進行中の研究のホットな話題、そしてBiogen Japanに異動される経緯について話して下さいました。若手のキャリア形成の一つの例として、ラボメンバーにも大変参考になったと思います。

 


August 21, 2018 New publication in PNAS

"Inflammasome-derived cytokine IL18 suppresses amyloid-induced seizures in Alzheimer-prone mice."

 

2018年8月21日

大学院生の井口さんがボストン短期留学中にお手伝いした研究がPNASに掲載されました。ボストンの二井先生には大変お世話になっています。アルツハイマー病でのてんかんを防ぐ分子としてIL18が機能している可能性を示す面白い研究です。

 

http://www.pnas.org/content/early/2018/08/14/1801802115


August 16, 2018 Summer Get-together

 

2018年8月16日

研究室納涼会 ヱビスバー上野の森さくらテラス店にて。

アロエ・ヨーグルトなど、変わったビヤカクテルを堪能しました。

新人の田中達也君、鈴木悠里君、頑張ってください!


July 29, 2018 NHK broadcasting "Einstein's Brain"

 

2018年7月29日

NHKドキュメンタリー NHKスペシャル「アインシュタイン 消えた”天才脳”を追え」

私(岡部)も取材に協力しました。


July 21, 2018 A new neuroscience book published

 

2018年7月21日

神経科学の大会前に良いタイミングで出版となりました。
榎本先生、羊土社早河様、お疲れさまでした!

 

https://www.yodosha.co.jp/jikkenigaku/book/9784758103725/index.html


July 21, 2018 New publication in Nature Communications

"Microglia permit climbing fiber elimination by promoting GABAergic inhibition in the developing cerebellum."

 

2018年7月21日

広島大学 中山寿子先生、橋本浩一先生のミクログリアによるシナプス刈り込み制御の論文が出版されました。日本発のグリア研究として重要な貢献だと思います。
組織学的解析について我々の研究室もお手伝いをさせていただきました。

 

https://www.nature.com/articles/s41467-018-05100-z


July 18, 2018 Farewell party for Ino-san

 

2018年7月18日 これまで3年半教室秘書を勤めてこられた伊能さんが退職されました。シンガポールに行かれるので、ぜひ一度訪問してみたいと思います。


July 11, 2018 CNB seminar Prof. Michael Hausser

 

2018年7月11日

University College London ProfessorのMichael Hausser博士にセミナーをしていただきました。

"All-optical closed-loop manipulation of neural circuits in vivo"

 

ダウンロード
2018.7.11セミナー(Prof.Hausser).pdf
PDFファイル 313.6 KB

July 6, 2018 CNB seminar Prof. Partha Mitra

 

2018年7月6日

Cold Spring Harbor Laboratory ProfessorのPartha Mitra博士にセミナーをしていただきました。

"Brain circuits and machine learning: mesoscale projection mapping and computational neuroanatomy"

ダウンロード
2018.7.6セミナー(Dr. Mitra).pdf
PDFファイル 154.4 KB

June 26, 2018 CNB seminar Prof. Terunaga Nakagawa

 

2018年6月26日

Vanderbilt University, School of Medicine, Associate Professorの中川輝良先生にセミナーをしていただきました。

"Structure and mechanism of TRPC channels"

 

ダウンロード
2018.6.26セミナー(中川教授).pdf
PDFファイル 180.4 KB

June 20, 2018 CNB seminar Prof. Kozo Kaibuchi

 

2018年6月20日

名古屋大学大学院医学系研究科神経情報薬理学の貝淵弘三教授にセミナーをしていただきました。

「リン酸化シグナルから考える情動行動と記憶の制御機構ー新規のリン酸化データーベース(KANPHOS)を中心としてー」

 

ダウンロード
2018.6.20セミナー(貝淵教授).pdf
PDFファイル 212.4 KB

June 11, 2018 CREST meeting with Prof. Kusumi and Prof. Inoue

 

2018年6月11日 CREST生命動態のグループミーティング

OISTの楠見先生、京大の井上先生に来ていただき、グループミーティングを開催しました。


March 28, 2018 Student Research Award given to Fukuda-kun in the Annual Meeting for Japanese Association of Anatomists.

 

2018年3月28日

第123回日本解剖学会が日本医科大学武蔵野校舎にて開催されました。医学部学生の5名が発表し、福田君が優秀発表賞を受賞しました。おめでとう!


March 23, 2018 Farewell party for Iguchi-san

 

2018年3月23日 研究室の送別会が開かれました。

場所はLe KUROという本郷のレストランです。

写真は博士課程を卒業する井口さんと。社会人としての活躍を期待しています。


February 9, 2018 New publication in Science

"Near-infrared deep brain stimulation via upconversion nanoparticle-mediated optogenetics."

 

2018年2月9日

RIKEN BSI Thomas McHugh研との共同研究の論文がScience誌に掲載されました。

 

http://science.sciencemag.org/content/359/6376/679.long


January 23, 2018 New publication in Cell Reports

"Synapse Elimination Triggered by BMP4 Exocytosis and Presynaptic BMP Receptor Activation."

 

 

2018年1月23日

ポスドクの東誉人さんの論文がCell Reportsに掲載されました。博士課程での仕事がついに実を結びました。

 

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2211124717319538?via%3Dihub


January 22, 2018 New publication in eNeuro

"In Vivo Observation of Structural Changes in Neocortical Catecholaminergic Projections in Response to Drugs of Abuse."

 

 

2018年1月22日

修士課程学生だった森本舞さんの論文がeNeuroに掲載されました。福島県立医大の小林先生に大変お世話になりました。

 

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5810039/